社会人として、しっかりと準備しておきたい心構えとして大切なものは「責任感」だ。
これは通常に考えられているほど狭い意味ではなく、社会人として生活を送る一日も責任を持つということになる。
例えば朝の起床時間についても、学生時代のように設定するわけにはいかないだろう。
午前9時から始業するなら、9時に間に合えば良いと考えるようでは意識が低いと言わざるを得ない。
少なくとも始業30分前には出勤し、その日の業務の大まかな見通しを立て、その一日を最大限に充実させるための準備の時間に充てていくべきだ。
また、任された仕事は期限に余裕を持って完遂できるように、自分をコントロールする必要があるし、自分一人で手に負えない場合は、すぐに周囲や上司に報告し、勝手に判断しないという姿勢も責任感の強さに起因するものと言える。
さらに大切なことはミスをしたときの謝罪だ。
自らの仕事に責任感を持って取り組んでいるなら、ミスがあった場合に誠実に対応することができる。
責任感の希薄な人ほど言い訳やごまかしに終始するものである。これでは周囲の信頼を得ることはできない。
速やかな謝罪のあとは、誠意を持ったリカバリーが求められ、責任感が強い人ほどミスを挽回しようと普段以上に力を入れて仕事に取り組むものである。
そういった姿勢で仕事に向き合っているなら、それは必ず周囲に良い影響を与える。
社会人として、しっかりとした責任感を持つということは忘れてはいけない心構えといえるだろう。